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学ぶ ターミナルバリュー計算例 | WACC、ターミナルバリュー&感度分析
Excelで学ぶディスカウントキャッシュフロー分析の極意

bookターミナルバリュー計算例

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ターミナルバリューの意味を理解したところで、この章ではその計算方法について説明します。ここで使用する手法はゴードン成長モデルであり、企業が無期限に一定の成長率でキャッシュフローを生み出し続けることを前提としています。

ターミナルバリューを計算するには、明示的な予測期間の直後の1年間のキャッシュフローを予測し、次の式を適用します:

Terminal Value=FCFn+1WACCg\text{Terminal Value} = \frac{FCF_{n+1}}{WACC - g}

この式は、予測期間後のすべての将来キャッシュフローの価値を、予測最終年に割り引いたものを示します。シンプルですが、非常に敏感な計算です。

成長率 (g)WACC のわずかな変化が、ターミナルバリューに大きな影響を与えることがあります。そのため、特に成熟企業の場合は、慎重かつ根拠のある数値を選択することが重要です。過度に高い成長率を設定すると、事業の長期的な見通しを過大評価することになり、WACCを過小評価すると価値が不当に膨らむ可能性があります。

ターミナルバリューを計算した後も、それは将来の価値であることを忘れてはいけません。年間キャッシュフローと同様に、WACCを使って現在価値に割り引く必要があります。このステップを省略すると、企業価値が不当に高くなってしまいます。

この計算は、DCF全体の評価額の50~80%を占めることが多く、数学的にも概念的にも正確に行うことが極めて重要です。このモデルは安定性を前提としているため、変動や混乱のある企業には適していません。

ターミナルバリューは、数値計算と企業の長期的なストーリーが交差するポイントです。バリュエーションにおいて、最終章の書き方が全体の結果を左右することが多いのです。

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